結婚情報誌「ゼクシィ」が、新人俳優を起用した新しいCMの発表を行い、その内容が物議を醸しています。15代目CMガールに選ばれた池羽安(17歳)とCMボーイの西垣高組が登場するこのCMは、5月後に発売される予定です。しかし、池羽の年齢が法律上、日本で結婚ができない17歳であることから、批判の声が上がっています。
2022年4月1日から施行された民法改正により、女性の婚姻開始年齢は16歳から18歳に引き上げられました。そのため、結婚できない年齢の女性を起用したことに対して、多くの人々が疑問を持っています。「結婚できない年齢なのに結婚のCMに起用するのはおかしい」との意見も多く、特に若い女性の起用に対しては厳しい視線が注がれています。
一部の人々は、年齢差に対する感覚が時代遅れであると指摘し、若い女優を起用することが必ずしも悪いとは限らないとも言います。しかし、17歳の女性と25歳の男性のカップルが描かれることに対しては、現実的な視点から問題視されることが多いのも事実です。このような状況は、男女差別の観点からも議論を呼び起こしています。
「ゼクシィ」は結婚に向かう新郎新婦向けの雑誌であり、理想的なイメージを追求することが求められますが、その一方で現実とのギャップも浮き彫りになっています。今後、同社がどのような対応を見せるのか、注目が集まります。