ゼクシィが新人俳優を起用した結婚CMで物議を醸しています。リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」は、約2年ぶりに実施したオーディションの結果、15代目CMガールに池羽安、CMボーイに西垣高組を選出したことを発表しました。彼らは2023年5月22日発売のCMに登場します。

しかし、池羽安が17歳であるため、法律上日本での結婚ができない年齢であることが問題視されています。2022年4月1日に施行された民法改正により、女性の婚姻開始年齢が16歳から18歳に引き上げられました。このため、結婚できない年齢の女性をCMに起用することに対し、批判の声が上がっています。

批評家たちは、17歳という年齢を考慮すると、結婚をテーマにしたCMに出演するのは不適切であるとの意見を表明しています。また、若い女性と年上の男性の組み合わせが一般的なイメージと乖離しているため、男女差別的な見解すら指摘されています。さらに、未成年の起用は不適切であり、社会的な責任を果たすべきだという声もあります。

一方で、ゼクシィの広告は理想的な結婚像を描くものであり、若々しいイメージが求められるため、起用された理由も理解される部分があります。ただし、現実的な年齢差を考慮した上での起用が求められているのも事実です。この騒動は、今後の広告業界における若年層の起用に対する見直しを促すきっかけとなるかもしれません。