松尾雄史が東京・日本橋ホールで毎年恒例のコンサートを開催! 今年は着物姿で浪曲歌謡に挑戦、33歳が魅せる全身全霊のステージで観客魅了

歌手の 松尾雄史 が3月2日、東京・中央区の 日本橋三井ホール でコンサート 「松尾雄史 2025 ~夢見る33~」 を開催した。

昨年12月に発売した最新曲 『ゆう子』 がヒット中で、デビュー13年目を迎えた 松尾雄史。この日のコンサートは、33歳のゾロ目イヤーを迎えた松尾が新たな決意を胸に、歌手・松尾雄史の新境地を魅せるステージとなる。

“新御三家”メドレーで幕開け

場内にロックなBGMが流れる中、ステージ後方のスクリーンに過去にリリースしたCDのジャケット写真を映し出し、13年間の軌跡をたどるような手の込んだ映像演出でコンサートはスタート。ステージに登場した松尾は、 郷ひろみ『2億4千万の瞳』 を熱量たっぷりに披露した。コンサートの始まりにふさわしいアップテンポな一曲で会場を沸かせると、 野口五郎『針葉樹』西城秀樹『情熱の嵐』 を続けて熱唱した。

観客の大きな歓声と拍手を浴びた松尾は 「ようこそお越しくださいました。松尾雄史2025“夢見る33”、わざわざ歳を書くかね……と思いましたが、33歳でございます。今日は3月2日です。会場の外では東京マラソンが開催されました。僕も今日はマラソンに負けないように。最後までお付き合いくださればと思います」 とあいさつ。

レアな着物姿で“歌謡浪曲”に挑戦!

場内が暗転し、リハーサルの模様を収めたメイキング映像で会場を楽しませた後には、松尾が地元・長崎県をモチーフにした着物姿でステージに登場。レアな和服姿に感激した観客の大歓声を浴びながら、 都はるみ『王将一代 小春しぐれ』 をセリフ入りで披露。表情豊かな歌声に乗せて約8分に及ぶ名作を見事に歌い上げ、大きな拍手を浴びた。

直後のMCでは 「カッコいい!」「似合ってるよ!」 と場内を飛び交う熱烈な声援を受け、松尾がステージを左右に移動しては何度もくるっと回り、客席に着物の絵柄を見せる大サービスも。 「一度番組で着物を着ましたが一瞬でしたので。今日はまじまじと見てもらおうと思いました。似合うでしょう? 一瞬で着替えましたよ、10人がかりで……。ウソウソ!」 と松尾節も絶好調。素直に喜ぶ松尾の姿に、観客も思わず頬を緩めていた。

その後は着流し姿で、 水前寺清子『涙を抱いた渡り鳥』 をしっとりと歌唱。続けて股旅演歌のオリジナル曲 『信州追分政五郎』、哀愁ただよう 『寒すずめ』 を情感豊かに歌い上げた。

松尾雄史の真骨頂・本格演歌の歌世界で観客魅了

コンサートは中盤を迎え、きらびやかなシルバーのジャケットを着た松尾が、故郷・長崎が舞台の 『オランダ坂に雨が降る』 を披露。 『赤羽ノスタルジー』 では客席をラウンドし、ファンサービスに徹する場面も。

続いて、一人の女性を思う男の真心を歌った本格演歌の最新曲 『ゆう子』、代表曲 『すず虫』 を伸びやかに歌い上げ、さらに3rdシングル 『北斗岬』、スケール感あふれる旅情歌謡 『メルボルン特急』 を披露して観客を魅了。本編の締めくくりには 『ラストソング』 を披露した。

その後、熱烈なアンコールに応えて、ラフなTシャツ姿に着替えた松尾がステージに再び登場。5月8日に 亀有リリオホール で、 大江裕パク・ジュニョン とともにジョイントコンサート 「3人の歌仲間」 に出演することを告知され、さらに水森門下生の松尾をはじめ、 三丘翔太二見颯一青山新 による 「3人の歌仲間」 が5月11日に 日本橋三井ホール で開催されることをアナウンスした。

アンコールではデビュー曲 『くちなし慕情』 のカップリング曲 『親友』、最新曲 『ゆう子』 のカップリング曲でリズム演歌 『悔し涙』 を歌い上げ、拍手万雷の中、コンサートは幕を下ろした。

本格演歌を軸に、アップテンポなポップスや歌謡浪曲までマルチに披露した同コンサート。松尾は今年も新たなジャンルに果敢に挑む大胆不敵のステージを見せ、ファンに期待以上のライブ体験を届けた。

この日のコンサートの模様は、4月12日(土)9時30分~に CSチャンネル銀河 で放送される。歌手・ 松尾雄史 の進化が感じられる貴重なステージをぜひお見逃しなく!

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