テレビ東京の大江麻理子キャスター(46)が同局を退社することが19日、分かった。「ワールドビジネスサテライト(WBS)」、「モヤモヤさまぁ~ず2」で人気を博した看板キャスター。同局はスポニチ本紙の取材に「6月下旬に退社する予定です。理由についてはゆっくりしたいと聞いています」と答えた。
看板アナウンサーと退社は切っても切れない関係だ。局の管理職になってテレビ出演が減ることや、結婚によって働き方を見直すといった理由が多い。キー局関係者は「知名度のある看板アナは、フリーになれば引く手あまた。自由に活動できるし、収入も増える」と解説した。
退局で話題となったのは、1981年にNHKを退局し、フジテレビに移籍した頼近美津子さん(09年死去)。民放への女性アナの移籍は初で、その後にフジの創業家に嫁ぐなど注目を集めた。有働由美子アナ(55)、膳場貴子アナ(49)ら元NHKのフリー転身者は多い。
民放ではフジの高島彩アナ(46)が「めざましテレビ」のメインキャスターを務めていた中でフリーに。また、テレビ朝日「報道ステーション」を担当した小川彩佳アナ(39)は結婚を機に同局を退社したが、直後にTBSの「NEWS23」のキャスターに就任して驚かせた。
一方、最近ではテレビ朝日が大下容子アナ(54)に役員待遇のエグゼクティブアナウンサーという肩書を与えるなど、局側も長く働けるように待遇を見直している。