女優で歌手のいしだあゆみさんが、2025年3月11日に甲状腺機能低下症のため東京都内の病院で亡くなったことが、所属事務所から発表されました。享年76歳でした。いしださんは1968年にリリースした「ブルー・ライト・ヨコハマ」で広く知られ、その後も数々の映画やドラマで活躍しました。特に「男は辛いよ」シリーズや「北の国から」など、多くの名作に出演し、国民的女優としての地位を確立しました。

いしださんの葬儀は親族のみで執り行われる予定であり、お別れの会などは行わないとのことです。事務所は、ファンへの感謝の気持ちを伝えています。彼女は過去にNHK紅白歌合戦に10回出場し、音楽界でも多くの支持を集めていました。

晩年のいしださんは、闘病生活を送りながらも、精力的に活動を続けていました。特に最後の出演作品となった2024年公開の「室井滋 破れざるもの」では、その存在感を改めて印象づけました。彼女の遺書の内容や遺産の行方については、多くの関心が寄せられていますが、今のところ詳細は明らかにされていません。

また、いしださんの私生活にも注目が集まっており、元夫である萩原健一さんとの複雑な関係が再度話題になっています。二人は事実婚の状態であり、萩原さんの逮捕後に離婚を決意した背景には様々な思いがあったとされています。いしださんの娘についても、その職業が注目される中、いしだあゆみさんの人生と業績は、今なお多くの人々に感動を与え続けています。