日本テレビ系人気演芸番組「笑点」の大喜利メンバーとしても活躍した落語家の桂才賀(かつら・さいが=本名・谷富夫)さんが、21日に虚血性心疾患のため死去したことが22日、分かった。74歳。落語協会から発表された。
才賀さんは1972年3月に九代目桂文治に入門。前座名「文太」を名乗った。77年3月に二ツ目昇進。78年5月には師匠・文治の逝去のため三代目古今亭志ん朝門下となり「古今亭朝次」と改名した。
80年11月、急逝した三遊亭小圓遊の後任として「笑点」の大喜利メンバーに加入。85年9月に四代目桂三木助らとともに真打に昇進し、桂才賀を襲名した。88年3月に笑点を降板後は、少年院の慰問活動を本格化。2015年には法務省矯正支援官の委嘱を受けた。最後の寄席出演は、昨年11月16日の新宿・末広亭だった。